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双子バレー選手の代表資格を剥奪 韓国の対応に日本から驚きと賛否の声

◆テレビにも出演 人気の双子

韓国バレーボール協会が、代表チームの主力で双子の姉妹、李在英と李多英の代表資格を無期限で剥奪する処分を下した。2人が中学校のときに、チームメートにいじめをしていたことが判明したためだ。

 

韓国メディアなどによると、24歳の姉妹は東京オリンピックの予選でも代表に選出された。双子の選手として注目を集め、テレビ番組にも出演するなど、実力と人気を兼ね備えていたという。中学のチームメートが当時、姉妹から暴力を受けたり、暴言を吐かれたりするいじめを受けていたとSNSで明かし、2人は事実を認めて謝罪。しかし、世論の批判が強くなっていた。

 

◆厳しい処分に日本では驚き

無期限の代表資格剥奪という厳しい処分に、日本では驚きの声が上がっている。インターネット上では「いじめは許されないが、学生時代のことを協会が処分するとは日本では考えられない」、「ここまで厳しい対応は韓国ならではという印象」。さらに、「有名になったら過去の問題で叩くのは違和感がある」、「姉妹を精神的に追い込むことにならならなければいいが」といった心配の声も上がっている。

 

一方、コメントでは賛同するものが多い。協会が処分の理由を「強い措置を取らなければ、類似する問題の再発防止が難しい」と説明したことに、「子どもでも、いじめは許されないという良い前例になる」などと支持した。

 

また、日本との対応を比較し「日本は過去に問題があっても、社会的に結果を出していれば許される風潮があるが、今回は韓国の判断を支持する」、「傷を負った人にとっては過去のことで済まされない。国を代表するアスリートは実力だけでなく、人としての模範も示さないといけない」、「いじめは許さないという強い姿勢が表れている。玉虫色の決着が多い日本の組織も見習う部分がある」といった意見があった。

 

◆昨年はマラソン選手に除名処分

韓国のニュースを伝えるサイトによると、昨年11月にはマラソンの男子代表選手が除名処分を受けている。この選手は乗用車を飲酒運転し、ともに無断で寮を抜け出した同僚のバイクに衝突した。バイクを運転していた選手も飲酒運転が発覚し、選手資格3年停止の処分を受けたという。この問題を受けて、「東京オリンピックマラソンプロジェクト」の委員長は辞意を表明している。

 

スポーツは選手の育成方針やチーム戦略など、国や地域によって違いがある。日本では考えられないことや、受け入れにくいこともある。今回の双子の選手に対する韓国バレーボール協会の処分は、国民性が色濃く表れた形といえる。