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五輪開幕まで3カ月 「東京」以外の地方にある会場はどんな競技場?

◆首都圏以外に5つの会場

東京五輪開幕まで3カ月となった。新型コロナウイルスの猛威が世界的に収まらず、「この状況でオリンピックはできるのか」、「予定通りの日程でオリンピックをやるべきなのか」など、いまだ反対の声は大きい。菅義偉総理大臣は繰り返し開催への決意を述べているが、やや世論とは温度差があるのが現状だ。

 

当初の予定より1年延期された東京五輪だが、史上最多の33競技339種目が予定されている。「東京」の冠がついているが、会場は9都道県42会場に及ぶ。開会式は7月23日、東京の国立競技場で行われる。その2日前、ソフトボール日本戦から大会は幕開けする。

 

この開幕戦の会場は福島市にある「福島あづま球場」。東京オリンピックは、東京近辺に会場や選手村を集中させる「コンパクトオリンピック」を掲げているが、首都圏以外にも競技会場がある。

 

東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県を除くと、北海道、宮城、福島、茨城、静岡の計5つの自治体。それぞれどんな会場なのか、北から順番に見ていく。

 

北海道は札幌市にある「札幌ドーム」がサッカーの会場になっている。プロ野球の日本ハム、サッカーJ1のコンサドーレ札幌、2つのプロチームが本拠地としている全天候型ドームスタジアム。他には、札幌市の中心市街地・札幌大通公園がマラソンと競歩のコースとなった。当初は新国立競技場や皇居外苑をメイン会場に東京を会場にしていたが、開催時期が真夏のため暑さ対策で札幌に変更された。

 

◆サッカーW杯のレガシーも

宮城県は利府町にある「宮城スタジアム」はサッカーの会場となった。収容人数は東北の競技施設として最大規模の約5万人。2002年のサッカーワールドカップ日韓大会では会場の1つとなり、日本代表対トルコ代表の一戦も行われた。ラグビー、陸上などのスポーツ以外にも、大規模なコンサートも開かれている。

 

福島市にある「福島あづま球場」はソフトボールの他、楽天に復帰した田中将大が出場に意欲を見せた野球も会場になっている。両翼は100mでセンターは122m。収容人数は3万人。同じ東北の仙台市に本拠地を置く楽天以外にも、巨人が主催試合を開催するなど、プロ野球の試合でも使われている。

 

茨城県では、鹿嶋市の「カシマスタジアム」でサッカーが行われる。サッカーJ1の鹿島アントラーズが本拠地とし、収容人数は4万人を超える。1993年につくられた日本初の本格的なサッカー専用スタジアム。日韓ワールドカップでは、グループリーグ3試合の会場となった。

 

静岡県は自転車競技の会場となっている。伊豆市の「ベロドローム」は屋内自転車競技施設で、国際自転車競技連合規格の1周250メートルの木製走路を有する。小山町にある「富士スピードウェイ」は、最新の国際レーシングコースに加えて、関係者用の設備も最新のものが導入されている。自転車競技のロードレースでも、個人タイムトライアルでも大規模な国際大会の運営に対応している。

 

どの会場も開催に向けて準備が進められていて、中には、この大会のために座席の数やトイレの数を増やすなどの工事をしているところもある。五輪は予定通りの日程で、観客を入れて開催されるのか。開幕まで3カ月となっても不確定な要素が多い。