楽天・田中将大が24日の西武戦(楽天生命パーク)に先発し、6回3安打1失点の好投でNPB通算100勝目をマーク。13年10月27日の巨人との日本シリーズ第2戦以来2736日ぶりの国内公式戦白星を飾った。
初回に西武の先頭打者・若林楽人の振り抜いたセンター後方の大飛球を辰己涼介が好捕したのが大きかった。三者凡退で切り抜けると、直後に打線が2点を先制して援護した。2回は先頭の中村剛也に左前打を許したが後続を断って無失点。3回は無死二塁から呉念庭に右前適時打を許して1点を失ったが、4回以降は走者を1人も出さなかった。
田中は開幕直前に右ヒラメ筋を損傷し、3月27日の日本ハム戦(楽天生命)先発を回避。17日の日本ハム戦(東京ドーム)で復帰後初登板したが、5回3失点で敗戦投手となっていた。
他球団のスコアラーは「8年前と大きく違うのは打たせて取る技術が飛躍的に上がっていること。変化球のバリエーション、質が上がって的を絞りにくい。若い時の直球、スライダーで圧倒するスタイルとは別人になっている。まだ本来の調子ではないのでこれから球威もどんどん上がってくるだろうけど、これだけ変化球が多く使えるとは思わなかった。投球の傾向を分析してこれからの対戦に備えます」と表情を引き締めていた。
スポーツメディア「New Road」編集部
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