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五輪の歴代兄弟・姉妹メダリスト 2人で同時に表彰台も

◆柔道で兄妹金メダルに期待

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の新しい会長に、橋本聖子五輪担当大臣が就任し、女性理事12人も新たに選任された。新型コロナウイルス感染拡大に収束の兆しがみえず、オリンピックの中止や延期を求める世論の逆風に対して、機運を高めていくことになる。

 

予定通り開催されるか不透明なオリンピックに向け、選手は難しい調整を強いられている。そんな中、柔道の阿部一二三(ひふみ)と詩(うた)は、兄妹で金メダルを目指している。妹の詩は高校生だった2018年、世界選手権の52キロ級に初出場して優勝。触発された兄の一二三も66キロ級で世界の頂点に立ち、日本柔道界初の「兄妹同時優勝」を果たした。半年後に迫った東京オリンピックで、再現が期待されている。

 

兄弟や姉妹ともにオリンピックの個人競技でメダルを獲得した選手といえば有名なのは、レスリングの伊調姉妹だ。姉妹で2004年のアテネ、2008年の北京に2大会連続で出場。どちらの大会でも、姉・千春は48キロ級で銀メダル、妹・馨は63キロ級で金メダルを獲得した。馨は2012年のロンドン、2016年のリオでも金メダルを手にし、オリンピック4連覇を果たした。

 

◆五輪で同時に表彰立った兄弟も

過去には、兄弟で同時に表彰台に立った日本人選手もいる。1968年のメキシコシティー大会。重量挙げフェザー級で、三宅義信は金メダリストに輝いた。そして、6歳年下の弟・義行が同じ銅メダリストとなり、表彰台の2つを兄弟で占めた。なお、義行の娘・宏実は同じ種目の女子48キロ級で、2012年のロンドン大会は銀メダル、2016年のリオ大会は銅メダルを獲得し、親子でメダリストとなった。

 

柔道の中村3兄弟は、1996年のアトランタ大会に全員そろって出場した。長男・佳央は95キロ級で7位とメダルは逃したが、次男・行成は65キロ級で銀メダル、三男・兼三は71キロ級で金メダルを手にしている。

 

2012年のロンドン大会では、体操の3兄妹が注目された。長男・田中和仁と、次男・佑典は団体で銀メダルを獲得。長女・理恵は団体で8位入賞に貢献した。3兄妹そろってのオリンピック出場は、日本体操史上初の快挙だった。

 

◆冬季五輪は高木姉妹が唯一

冬季オリンピックで唯一、兄弟・姉妹で同時にメダルを獲得したのは高木姉妹。2018年の平昌大会で、姉・菜那と妹・美帆はともに女子団体追い抜きに出場し、金メダルを獲得した。菜那は新種目のマススタートでも金メダリスト。美帆は1500メートルで銀メダリスト、1000メートルで銅メダリストになった。