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東京2020パラリンピック「馬術」の競技解説

馬術は特に欧米で人気のあるスポーツ。パラリンピックでは、1996年のアトランタ大会から正式競技となっている。ここでは、そんな馬術の競技概要や見どころを解説しつつ、東京2020パラリンピックでの実施内容などもご紹介しよう。

馬術の競技概要

パラリンピックの馬術は、肢体不自由の選手と視覚障がいを持つ選手を対象として、技の正確さや演技の美しさを競う馬場馬術(ドレッサージュ)のみが実施される。選手はある一定の範囲の馬場内で、図形などを描きながら決められたコースを移動。馬を操る技術や演技の正確さが評価されるのだ。

また、選手は安全のため、ヘルメットやジャケットの着用をしなければいけない。東京2020パラリンピックにおいて、日本人選手は男子4人が出場する。

東京2020パラリンピックでの実施種目

東京2020パラリンピックの馬術競技は、以下種目で実施される。

  • 個人課目|グレードⅠ~Ⅴ(混合)
  • 団体課目(音楽付き)|団体科目(音楽付き、混合)
  • 自由演技課目|グレードⅠ~Ⅴ(混合)

馬術の見どころ

東京2020パラリンピックの馬術では、技の正確さや演技の美しさを競う馬場馬術(ドレッサージュ)のみが行われる。障がいに応じて馬具の使用や改造が認められているので、選手がどのように馬具をカスタマイズしてくるのかという点も魅力の1つだ。

日本人選手では、2016年のリオ大会に続いて2度目の出場となる宮地満英選手が注目されている。宮地満英選手はJRAの調教助手だったが、脳卒中による後遺症で右半身に麻痺が残り、リハビリのためパラリンピックの馬術を始めた。今回の出場選手の中では唯一、リオ大会を経験している選手である。

馬術のクラスと内容

東京2020パラリンピックでは障がいの内容や程度により、グレードⅠからⅤまで5つのクラスに分かれて競技する。クラスごとに求められる技術レベルは異なり、場合によって障がいを補うため、馬具の使用や改造をすることが可能だ。東京2020パラリンピック競技大会の公式ウェブサイトによれば、各クラスに含まれるのは以下の選手となる。

<グレードI

全四肢および体幹に重度の障がいがある選手

<グレードII

以下いずれかに該当する選手。

  • 上肢の障がいは最小だが、体幹に重度の障がいがある
  • もしくは体幹、腕、足に中度の障がいがある

<グレードIII

以下いずれかに該当する選手。

  • 体幹の障がいは最小もしくは障がいがないものの、両下肢に重度の障がいがある
  • 両上肢、両下肢および体幹に中度の障がいがある

<グレードIV

以下いずれかに該当する選手。なお、重度の視覚障がいがある、もしくは盲目(B1クラス)の選手も含まれる。

  • 両上肢欠損または両上肢に重度の障がいがある
  • 全四肢に中度の障がいがある
  • 低身長症

<グレードV

以下いずれかに該当する選手。なお、視覚障がい(B2クラス)がある選手も含まれる。

  • 可動域または筋力に軽度の障がいがある
  • 片下肢欠損
  • 軽度の両下肢欠損

・出典|東京2020パラリンピック競技大会公式ウェブサイト「馬術」

東京2020パラリンピックでの競技スケジュール

東京2020パラリンピックのスケジュールは以下の通り。

  • 826日 15:0022:35
  • 827日 15:0022:20
  • 828日 17:0022:10
  • 829日 18:0020:45
  • 830日 15:0022:15

まとめ

パラリンピックの馬術についてご紹介した。馬術は競技を通して、人と馬の絆が見ることができる種目。そのためスポーツだけでなく、馬が好きな人におすすめだ。馬と選手との美しい演技を、ぜひ目に焼き付けていただきたい。

▼参考
東京2020パラリンピック競技大会公式ウェブサイト
NHK 東京2020パラリンピックサイト