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東京2020パラリンピック「車いすフェンシング」の競技解説

東京2020オリンピックが閉幕し、続いて2021824日から東京2020パラリンピックが始まる。しかし、障がい者スポーツにはあまり馴染みがなく、独自のルールなども分からない方が多いだろう。そこで、東京2020パラリンピックで実施される競技について一つずつ取り上げ、競技の概要やルール、見どころなどをご紹介していく。まずは、1960年のローマ大会から正式競技となっている「車いすフェンシング」。大会開催前にチェックし、ぜひ興味のある競技を見つけてみていただきたい。

車いすフェンシングの競技概要

車いすフェンシングは、その名の通り“車いす”に乗って行うフェンシング。下肢に障がいのある人を対象とする競技だ。相手を剣でつくとポイントになるなど、基本的には立って行うフェンシングのルールと同じである。

ただしフットワークが使えず、相手との距離が一定というのが大きな違い。そのため、剣をさばく技術や速さが、より大切になってくる。なお、日本人選手は男女それぞれ3人、合わせて6人の選手が出場する。

東京2020パラリンピックでの実施種目

東京2020パラリンピックの車いすフェンシングは、以下3つの種目で実施される。

  • フルーレ:メタルジャケットを着た胴体だけを突く
  • エペ:上半身を突く
  • サーブル:上半身の突きに斬る動作を加える

車いすフェンシングの見どころ

車いすフェンシングにおける独自の点は、上半身の動きだけで競うこと。そのため、通常のフェンシングのように足を使って前後に移動することはできず、常に至近距離で相手と突き合うことになる。座ったままの競技だが、かなり目まぐるしい攻防が見られるだろう。そのため、とても迫力のある競技だ。

日本人選手では、特に櫻井杏理選手に注目したい。櫻井選手は202178日~11日の間、ポーランドで行われた車いすフェンシングのワールドカップに出場した。そしてエペで16位、フルーレで8位と好成績を残しており、東京2020パラリンピックでもメダルが期待されている。

車いすフェンシングのクラスと内容

パラリンピックでは選手が以下3つのクラスに分けられ、カテゴリーAClass 3およびClass 4)とカテゴリーBClass 2)のどちらかのカテゴリーで競う。

  • Class 2:障害はあるが座位バランスは取れ、剣を持つ腕に障がいがない選手
  • Class 3:下肢の支えなく座位バランスが取れ、剣を持つ腕に障がいがない選手
  • Class 4:下肢の支えにとって座位バランスが取れ、剣を持つ腕に障がいがない選手

東京2020パラリンピックでの競技スケジュール

東京2020パラリンピックでは、以下スケジュールで車いすフェンシングの競技が行われる。

  • 825日 9:0014:0015:3020:15
  • 826日 9:0015:4017:0021:45
  • 827日 8:3016:3017:3021:15
  • 828日 9:0015:0016:3021:15
  • 829日 8:3016:0017:3021:15

まとめ

車いすフェンシングには高いテクニックや素早さが求められ、とても迫力のある競技だ。選手同士の距離が近いからこそ、その攻防からは目が離せない。きっと、白熱した戦いが繰り広げられることだろう。

▼参考
東京2020パラリンピック競技大会公式ウェブサイト
東京2020パラリンピックサイト
JWFA 日本車いすフェンシング協会