東京都の小池百合子知事が19日、東京五輪・パラリンピック期間に設置予定だったパブリックビューイング会場とライブサイト計6カ所で開催予定だった中継を全て中止し、一部の施設を新型コロナウイルスのワクチン接種会場として利用することを表明した。

 

 一般紙の政治部記者は「国民の理解が得られないと考えたのでしょう。飲食店には時短営業を命じているのに、パブリックビューイングで人を集めるのは矛盾している。新型コロナウイルスの感染者も下げ止まりの状態になっている。東京都の判断は致し方ない」と分析する。

 

 SNS、ネット上では「何しても批判されるのは可哀想といえば可哀想だけど、判断が遅くなりすぎだよね。これじゃ、選挙のためにPV中止にしたと言われてもしょうがない。もうほんとにオリンピックやるんならマンボウだの訳分からんことやってないで全部規制解除してください。飲食店がかわいそうです」、「都議選に向けてのアピールのつもりか。ただ、都民国民の安全安心を踏み台にして、オリンピック強行開催に突き進んでいる事実は変わらない。いつの間にか、中止か開催かの議論はなされないまま、観客を入れるか入れないかの議論にすり替わった。ある意味、これは高度な戦略だろう。政府への批判が相次いでいるが、実はこの人の自己都合による方針変更に流された感がある」などの指摘が。

 

 東京五輪開催に向けての動きに国民は不信感を募らせている。政府だけではない。小池都知事への風当たりも強くなっている。

By New Road 編集部

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