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“世界一”争う舞台に参加6カ国 さらに相次ぐ出場辞退 五輪開催の意義に疑問

野球のオーストラリア代表が、今月22日からメキシコで開催される東京五輪の最終予選を辞退する。オーストラリア野球連盟が公式サイトで明らかにした。

 

辞退の理由は新型コロナウイルスの感染リスク。代表チームのグレン・ウィリアムズ最高責任者が「新型コロナが世界でまん延する中、最終予選出場は大きな問題と隣り合わせになる」とコメントした。オーストラリアは2004年のアテネ五輪で銀メダルを獲得。予選で日本を下し、準決勝でも再び勝利した。

 

野球の世界最終予選は中国が辞退を発表している。さらに、当初は予選会場だった台湾も新型コロナ感染拡大の影響で、予選の開催を断念。会場がメキシコに変更となった後、出場辞退を決めた。これにより、本来は6カ国が参加予定するはずの最終予選は、アメリカ大陸予選で2位と3位だったドミニカとベネズエラ、それにオランダを加えた3カ国で出場権を争う。

 

野球の世界ランキングは現在、日本が1位で、米国が2位、韓国が3位と続く。予選出場を辞退した台湾は4位、オーストラリアは6位。強豪国の不参加は五輪の盛り上がりを欠く。

 

2008年の北京大会を最後に競技から除外されていた野球は、東京大会の追加種目で復活した。ただ、出場するのは開催国の日本を含めて6カ国のみ。出場国の少なさに加えて、対戦形式も独特だ。全チームが1次リーグの後に決勝トーナメントを行い、敗れた国も敗者復活戦で勝ち上がればメダルを獲得する可能性がある。

 

この開催方式が、“世界一”を決める五輪にふさわしいのか疑問に感じる人も少なくない中、オーストラリアが3カ国目となる最終予選の出場辞退。SNSなどでは「予選もままならないのに、メダルを目指すことに選手たちは、どのくらいのモチベーションを持っているのだろうか。応援する方も熱が高まらない」、「オリンピックにおけるメダルの価値が下がってしまう」、「参加国が少ないなら、最終予選を戦う3カ国全てを五輪出場にして、8カ国で争う方が盛り上がるのではないか」などの意見が上っている。