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聖火ランナー参加で番組欠席 影響続く恵俊彰の判断に「自分の首を絞めた」の声

◆緊急事態宣言下 鹿児島で聖火ランナー

タレントの恵俊彰が聖火リレーへの参加を理由に番組を途中欠席した影響が続いている。テレビ関係者からも視聴者からも「MCとして自分の首を絞める判断だった」との声が上がっている。

 

TBSの情報番組「ひるおび!」でMCをしている恵俊彰は先月28日、故郷の鹿児島で聖火ランナーを務めるため、その日の午後から番組を欠席した。

 

緊急事態宣言が出ている中で東京都から移動することについて「本当に悩んだ。聖火ランナーの方が多いと思うが、悩めば悩むほど頭に浮かぶのは今まで取材してきたオリンピックやパラリンピックの選手や皆さんの顔なんです」などと説明していた。

 

これに対して視聴者は「気持ちは分からなくはない」と理解を示す一方、「番組では外出自粛を呼びかけ、国の対応も批判しているのに、自分の行動を正当化している」といった厳しい声も上がった。

 

◆外出自粛呼びかけるテロップ

「ひるおび!」では連日、新型コロナウイルスに関する情報を放送している。3日は緊急事態宣言下のゴールデンウィークで各地の人出を伝え、新型コロナ対応を担当する西村康稔経済再生担当大臣がスタジオに生出演した。

 

ゲストの一部はリモート出演し、VTRのテロップには「届かぬステイホームのメッセージ」、「外出自粛要請も届かず」などの言葉が並んだ。

 

番組は不要不急の外出を控えるよう呼びかける構成だったが、MCの恵俊彰が自分の意見を述べることはなかった。そして、西村大臣への質問も政府の対策を詳しく説明するよう促すものに終始し、MCの本来の役割とされる疑問や問題点を指摘する場面は見られなかった。

 

別のキー局の情報番組担当者は「MCとして全く機能していない。少しでも踏み込んだ発言をしたらブーメランとなって自分に返ってくると思っているのだろう。緊急事態宣言が出ている中で聖火リレーのために東京都から鹿児島へ移動したことに、ほとんどの視聴者が納得していないと感じているはず。自分で自分の首を絞める判断だった」と指摘する。

 

視聴者からも「恵さんが聖火ランナーをしているとき、沿道には大声で声援を送っている人が何人もいた。こうなることは予想できたはず。この番組が外出している人や政府の対応を批判する資格はない」、「新型コロナ感染のリスクを指摘しても、感染症対策の徹底を訴えても、もはや何の説得力もない」など批判的な意見が上がっている。

 

どんな行動も全ての人から理解を得るのは難しい。緊急事態宣言が発令される中で、東京都から移動して聖火リレーに参加する判断は正解だったのか。MCの恵俊彰だけでなく、その決断を認めた番組も、しばらく考えていくことになりそうだ。