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過去にも女性蔑視・五輪の失言 森喜朗会長の繰り返される問題発言 

◆森会長が発言撤回・謝罪

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が自身の発言を撤回し、「不適切な表現だった。深く反省したい」と謝罪した。問題視されたのは3日に開かれた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議会での発言。森会長は「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」など、女性蔑視とも受け取られかねないもの。日本国内だけでなく、海外でも森会長の発言は報道され、批判が続出している。

 

◆ネット上では「相変わらず」

森会長に対して、インターネット上では「相変わらずの問題発言」、「人としての本質が変わらないから、同じことが繰り返される」といった怒りやあきれる声が漏れている。総理大臣を務めたこともある森会長だが、これまで何度も公の場での発言が問題となっている。特に、今回のように女性差別とも捉えられるケースが目につく。

 

◎「子どもがいない女性を税金で面倒見るのはおかしい」

自民党少子化問題調査会長だった2003年、鹿児島市内で開かれた公開討論会で「子どもを1人もたくさんつくった女性を将来、国が面倒を見るのが本来の福祉。子どもを1人もつくらない女性が自由を謳歌して歳をとって、税金で面倒を見なさいというのは、本当はおかしい」と発言した。

 

◎「女の人は視野が狭い」

2007年、富山市内の講演会で滋賀県の嘉田由紀子知事に触れた際の発言。新幹線新駅の建設凍結を掲げた嘉田知事に対し「駅をつくるのはもったいないと言って当選した知事がいる。ああ女の人だなあ。やっぱり視野が狭い」と発言した。

 

◆過去に五輪関連の失言

オリンピックに関する失言も繰り返している。また、総理大臣のときにも自身の発言が厳しい批判を受け、謝罪に追い込まれたこともある。

 

◎「大事なときに必ず転ぶ」

2014年に福岡市で講演したときの発言。2014年ソチオリンピックの女子フィギュアスケート・ショートプログラムで浅田真央選手が転倒し16位発進と出遅れたことに「見事にひっくり返ってしまった。あの子は大事なときに必ず転ぶ」。団体戦についても「日本は出なければよかった。負けるとわかっていた」と述べて批判された。

 

◎「国歌を歌えない選手は日本代表ではない」

2016年にリオオリンピック代表の壮行会で来賓としてあいさつ。壇上にいた約300人の選手らに対して「先ほど国歌斉唱があった。どうして、みんなそろって国歌を歌わないのか」と指摘した。国歌を強要したとして物議をかもした。ただ、このときは選手も声を合わせる「斉唱」ではなく、音楽隊メンバーによる「独唱」だった。

 

◎「天皇を中心とした神の国」

総理大臣就任から1カ月が経った2000年5月、衆院議員選挙を前に出席した神道政治連盟国会議員懇談会で「私は政府側にいるが、若干及び腰になることをしっかり前面に出して、日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるということを国民にしっかり承知していただく思い」とあいさつ。与党内からも「国民主権や政教分離をうたう憲法に反する」と批判されて謝罪した。