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国内でも人気急上昇!スペイン発祥「パデル」の魅力|パデル・庄山大輔選手コラム①

初めまして!私は2019年、パデルという競技でアジア人初となるWORLD PADEL TOURに出場。現在45歳にして、再度世界へと挑戦している庄山大輔です。New Roadでは私自身の活動のほか、パデルという競技の魅力などをお届けします。ぜひ多くの方がパデルを知り、そして興味を持って頂けるきっかけになれば嬉しいです。

ほとんどの方が、恐らく「パデルって何?」という状態でしょう。そのため今回、まずは簡単にパデルという競技についてご紹介します。

パデルって、どんな競技?

パデルは1970年代に誕生した、テニスとスカッシュの要素を持ったラケットスポーツです。 全世界90カ国以上に約2万コートがあり、競技人口は約1,800万人。とりわけスペインでは国内第2位となる競技人口を持つなど、人気急上昇中のニュースポーツとして幅広い年代に親しまれています。

パデルの特徴に挙げられるのが、テニスコートより小さなコートの四方を、強化ガラスと金網が覆っているということ。そして、2人組対戦のみのラケットスポーツという点です。特にコートは、初めて見ると少し驚かれるかもしれません。ポイントの数え方や試合進行はテニスと同じですが、壁面のバウンドを活用した、ダイナミックながらも戦略的な頭脳プレーが魅力なスポーツです。また、コートが小さくラケットも扱いやすいため、スポーツ初心者でも始めやすいでしょう。子供から高齢者まで、年齢やレベルを問わず楽しめるスポーツです。

▼さらに詳しい情報を知りたい方はこちら
日本パデル協会公式ホームページ

パデルとの出会いで新鮮な気持ちを取り戻した

国内ではまだ“新しいスポーツ”のパデルですが、その魅力にとりつかれ、選手としてパデルに取り組む人は増えています。そして私自身も、そんな選手の一人です。

私は2016年にパデルを始め、パデルの本場であるスペインにこれまで4度足を運んでいます。そして全日本パデル選手権二連覇(20172018)、アジアカップ優勝(2019)という成績を残すことができました。そのお陰で、世界最高峰のプロツアーである「World Padel Tour」に挑戦。そんな私はもともとテニス経験者で、パデルを始めたキッカケは、最初にお世話になったパデルクラブのオーナーに「パデルコーチをやらないか」と誘われたことです。

私も最初は多くのパデル愛好家と同じで、「テニスができれば問題なくプレーできるスポーツ」だと思っていました。しかし初めてパデルをプレーした際、思っていた以上に上手くプレーできなかったのを覚えています。今思えば当たり前なのですが、それがかえって、私をパデルという競技に熱中させてくれました。テニスのときには忘れかけていた「できなくて悔しい」という思いが湧き上がってきて、懐かしさと同時に新鮮な気持ちになったんです。テニスの技や考え方を活かしつつ、さらに新しいパデル独自の技術を身につけていく。その過程は、私にとって楽しいものでした。パデルには壁に跳ね返ったボールを打ち返す『レボテ』という技術があるのですが、初めて上手に返せたときの喜びは今でも覚えています。

テニス経験者から見たパデル独自の魅力

現在パデルを楽しむ方にはテニス経験者も多く見られますが、この2つの競技は似て非なるもの。テニスにはない、パデル独自の楽しさがあると感じています。例えばテニスなら、スピードで勝負が決まることがあります。しかし、パデルはその瞬間に反応できなくても、壁に跳ね返ってから返すことが可能です。だからテニスのようなノータッチエースは、ほとんど起こりません。もちろんスピードの速いボールは強みになりますが、それ以外の技術で十分に勝負することができます。

また、競技としてパデルをプレーしている選手の多くは若いですが、本場スペインには年配のプレイヤーも少なくありません。トップレベルの中にも40代の選手が何人いますが、なぜそうした選手たちが活躍できるのか。それは、そういった選手がボールの来る位置を分かっているので、動き回らずとも打ち返せるからです。何と言っても、私自身が40代で勝負しています。オジサンでも若い人に勝てる……これって、楽しいでしょ?

そしてパデルはテニスと比べると、早い段階で誰でもプレーできるようになります。ボールとラケットを上手く使い、ラリーを続けられるようになってゲームを楽しむ。これはパデルもテニスも同じですが、テニスの場合そこまで到達するのが非常に長い。でもパデルは、例えば60分程度のレッスンでも、ある程度のプレーができるようになります(競技として取り組むのであればテニスと同程度の時間は必要です)。これは、もちろん年齢・性別を問わずです。これは他のスポーツにない、パデルならではの素晴らしい魅力だと思います。

まず一度、コートでパデルを体験してみよう!

国内では、まだ限られた地域にしかパデルコートがありません。しかし、今年もいくつかのパデル施設がオープンしていますし、来年にオープン予定の施設も多数あります。パデルという競技に興味が湧いた方は、ぜひ一度で構わないのでパデルコートに足を運んでみてください。競技を体験すれば、きっと「パデル中毒」になると思いますよ。

なお、20219月現在、私は二度目となる「WORLD PADEL TOUR」に挑戦するためスペインにいます。厳しい戦いが続いていますが、応援を宜しくお願いします!

スポーツギフティング「UNLIM

[著者プロフィール]

庄山 大輔(しょうやま だいすけ)
2019年にアジア人初となるWORLD PADEL TOUR出場を果たし、2021年現在、45歳にして再度世界に挑戦中。全日本パデル選手権二連覇、アジアカップ初代チャンピオン。国内ではコーチ活動も行なっている。モットーは「温故知新」。

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