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東京2020パラリンピック「ボート」の競技解説

ボートは2008年の北京大会からパラリンピックの正式種目になった種目。上半身のパワーで繰り出されるダイナミックなオールさばきと、選手たちの卓越したバランス感覚が見どころだ。ダブルスカルや舵手(だしゅ)つきフォアでは、選手たちの息の合ったチームワークにも注目したい。

ボートの競技概要

パラリンピックのボート競技には、主に下肢障害と視覚障害がある選手が出場する。2,000mの直線コースのゴールラインに、最初にボートの先端が到達した選手が勝利。カヌーは進行方向を正面に漕ぎますが、ボートは進行方向に背を向けて進むのが特徴だ。東京2020パラリンピックでは、走行距離が1,000mから2,000mの倍になった。

一般のボートはシートがスライドし、膝の曲げ伸ばしを利用してオールを漕ぐ。一方でパラリンピックの種目では、下肢が使えない選手は上半身をボートに固定してオールを漕ぐため、使うボートの仕様が異なる。なお、東京2020パラリンピックに、日本代表選手は男子2名・女子3名が出場する。

東京2020パラリンピックでの実施種目

東京2020パラリンピックで行われるボートの実施種目は下記の通りとなっている。

  • PR1 シングルスカル(男子・女子)
  • PR2 ダブルスカル(混合)
  • PR3 舵手(だしゅ)つきフォア(混合)

ボート競技の見どころ

もっとも障害の程度が重いPR1のクラスでは、選手たちは腕と肩の力だけで2,000mを漕ぐ。ボートが左右に傾くとスピードが落ちてしまうため、バランスを保ちながら、力強くオールを漕ぐ選手たちの集中力と力強さに目が離せない。

混合ダブルスカルでは、障害のある部位や筋力量はそれぞれの選手で異なる。そのため、息の合ったコンビネーションが何よりも重要だ。

男女混合の舵手つきフォアでは、舵手のみ健常者でも可とされている。健常者と障害者が一緒に競技する種目はパラリンピックでは稀だ。さまざまな障害を持つ選手が、それぞれの特性を理解し合いながら一丸となってゴールを目指す。選手たちのチームワークに注目したい。

クラスと内容

パラリンピックのカヌーでは、障害が重い順に下記の3つのクラスに分けられ競技が行われる。

  • RP1:体幹の機能がないまたは低い選手が、腕や肩を使ってオールを漕ぐ
  • RP2:下肢の機能や可動域が低く、体幹・腕・肩を使ってオールを漕ぐ
  • RP3:身体の残存機能でスライディングシートが使える選手。視覚障害がある選手も該当

東京2020パラリンピックでの競技スケジュール

東京2020パラリンピックでは、下記のスケジュールでボート種目が行われる。

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まとめ

フィニッシュラインを目指して水上をまっすぐに進む、選手たちの熱いバトルに目が離せないボート競技。前回のリオデジャネイロ大会から水上の距離が2倍になり、勝利のためにはパワーだけではなく戦略や駆け引きも重要になった。これまでとは違うレース展開にも注目しよう。

▼参考
東京2020公式サイト
パラサポWEB
NHK東京2020パラリンピックサイト