菅義偉首相が13日、英国で開催された先進7か国首脳会議(G7サミット)で一連の討議を終えた後、記者団に対応した際の発言が大きな反響を呼んでいる。

 

 菅首相は東京五輪・パラリンピック開催について、「感染対策の徹底と安全安心の大会について、私から説明をさせていただき、全首脳から大変力強い支持をいただいた。私自身、改めて主催国の総理大臣として、こうした支持を心強く思うとともに、東京大会を何としても成功させなければならないという思いで、しっかりと開会し、成功させなければならないという決意を新たにした」と強調したという。

 

 一般紙の社会部記者は「各国の首脳は選手たちを派遣するとは明言していません。実際種目によっては出場の断念を検討している国もあります。手放しで喜べる状況ではありません」と話す。

 

 SNS、ネット上でも、「国民に向けての説明をやるつもりがあるのならとっくの昔にやっていた筈だ。国内では自分は主催者ではないと言い、外国に出たら決意表明とやらをして支持を取り付ける・・・頭は確かなのだろうか?自分の政権浮揚というギャンブルにマジで国民全体を巻き込もうとしている。常軌を逸しているとしか思えない」、「そりゃあ各国の首脳は皆支持するだろ。何か起こっても責任は全くなく全て日本が被るんだから。週刊誌に度々書かれているが、日本のトップが利権の為にごく一部の特定企業だけに国民のお金を垂れ流し、五輪開催を反対している国民やその他日本企業が疲弊している中、あろうことか五輪期間中は自粛しろと要求する。この国の政治は完全に腐敗している」など批判の声が。

 

 G7では笑顔で各国首脳と会談する映像が目立つ菅首相だが、国民からの不信感はさらに強まっている。

By New Road 編集部

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