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◆松山が1カ月ぶり米ツアー

日本人で初めて男子ゴルフ・マスターズを制覇した松山英樹が、優勝後初となる米ツアー「ATTバイロン・ネルソン」に臨む。日米で感動を呼んだ歴史的瞬間から1カ月ぶりの大会出場となる。

 

松山は4月11日にマスターズを終えると、すぐに日本に帰国した。新型コロナウイルス対策で2週間の隔離期間を経て、4月30日には内閣総理大臣顕彰の式典に出席。日本での滞在期間中は知人や関係者と過ごす時間が長く、ほとんど練習ができなかったという。大会前の公式会見では「コースのことより、自分の状態を上げることが先決かなと思っている」と話した。

 

マスターズ制覇により、松山に対する米国での注目度は一層高くなっている。そして、今大会の関心は表が松山だとすれば、裏は韓国人選手。SNSでは米国のゴルフファンから「今大会こそ、韓国人選手は優勝争いで報道されるのだろうか」、「成績以外の部分で、また話題を提供することにならないといいのだが」とコメントされている。

 

ファンが心配するのは、韓国人選手のマナーだ。マスターズではキム・シウーがアプローチに失敗した後、パターを地面に叩きつけて破壊。残りのホールでは、曲がってしまったパターの代わりに3番ウッドを使ってパッティングしたことが話題となった。

 

その1週間後、今度はRBCヘリテージで、カン・スンフンが約2メートルのパーパットを外した際にパターを放り投げ、落ちてきたところを左足で蹴り上げた。このシーンについて、米国のゴルフ専門メディアは「ドロップキック パットをミスして怒り爆発」の見出しで報じている。どちらも米国の多くの報道機関が伝え、映像はSNSで拡散された。

 

◆カン・スンフンと同組

松山はマスターズ以来、1カ月ぶりの大会で、そのカン・スンフンと同じ組となった。カンは2019年のこの大会で優勝。昨年は新型コロナウイルス感染拡大により大会が中止となったため、ディフェンディング・チャンピオンとして臨むことになる。

 

キム・シウーはマスターズで12位タイに入り、来年の出場権を手にするなど、世界で戦える韓国人選手は少なくない。プレーでファンを魅了し、優勝争いで注目を浴びたいところだ。

By New Road 編集部

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