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大谷のライナーを好守でアウトにしたのは「あの選手の息子」 スタメンに2世が3人

◆殿堂入りした選手の息子

エンゼルスは8日(日本時間9日)、ブルージェイズに延長11回の末、7-5で勝利した。「2番・DH」で先発した大谷翔平は7回に同点タイムリーを放ち、5打数1安打1打点だった。

 

この試合、大谷は2回2アウト二塁の第2打席で、鋭いファーストライナーを放ったが、一塁手の好守に阻まれた。打球をキャッチしたブルージェイズの一塁手は、ウラジミール・ゲレロJr.だ。

 

2019年にメジャーデビューし、昨シーズンは打率.262、9本塁打、33打点。全60試合に出場し、チームの主力となっている。父はウラジミール・ゲレロ。トリプルスリーを2回達成し、オールスターに9回出場。2018年に野球殿堂入りを果たしている。

 

このエンゼルス戦でブルージェイズのスタメンには、ゲレロJr.を含めて、3人の2世選手が名を連ねた。

 

「2番・三塁」はキャバン・ビジオ。メジャー2年目の昨シーズン、59試合で打率.250、8本塁打、28打点。2019年には、史上2人目となる親子でのサイクル安打を達成した。父は通算3060安打を記録したクレイグ・ビジオ。ゴールドグラブ賞に4回輝く堅守も光る選手だった。2015年に野球殿堂入りしている。

 

さらに、「3番・遊撃」はボー・ビシェット。メジャー1年目の2019年は46試合、打率.311(196打数61安打)で11本塁打。2年目の昨シーズンは29試合で打率.301(123打数37安打)、5本塁打。出場試合数は少ないが、どちらのシーズンも3割を超え、今シーズンは主軸として期待されている。父のダンテ・ビシェットは、通算274本塁打の長距離打者。1995年は40本塁打、128打点で二冠に輝いている。

 

◆巻き返しへ積極補強

ブルージェイズは、昨シーズン東地区3位からの巻き返しを図る。新型コロナウイルスの感染拡大で収入が減り、選手獲得に慎重な球団が多い中、オフに積極的な補強に動いた。

 

アストロズからFAとなっていたジョージ・スプリンガーを獲得した。スプリンガーは2019年に39本塁打を記録するなど、メジャー7年間で通算174本塁打。オールスターにも3回出場し、今オフのFA市場で打者の目玉だった。

 

さらに、アスレチックスからFAとなっていたマーカス・シミエンと契約。2019年に打率.285、33本塁打、92打点でア・リーグMVPの投票で3位に入っている。投手では2019年ア・リーグセーブ王のカービー・イエーツや、タイラー・チャットウッドを獲得している。ただ、新戦力に故障者が相次ぎ、チームは開幕ダッシュに失敗している。

 

アメリカでも日本でも、親子でプロ野球選手とケースは少なくない。親子でプロになること自体が決して簡単ではないが、「偉大な父を持つ息子は大成できない」という声もある。ブルージェイズの3人の「2世」が今シーズン、そうした雑音を封じる活躍を見せ、新戦力と融合すれば、1993年以来、28年ぶりのワールドシリーズ制覇も見えてくる。