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ハリス副大統領就任前にNBAの歴史を変えた初めての女性

◆NBA初の女性指揮官

「私は女性として初めての副大統領かもしれないが、最後にはならないだろう」。アメリカ大統領選の勝利演説で強烈なインパクトを残したカマラ・ハリス上院議員が、女性として初めてアメリカ副大統領に就任した。

 

この歴史的瞬間に先立ち、米プロバスケットボールNBAでも歴史に新たな1ページが加わった。今シーズン4試合目となった昨年12月31日、サンアントニオ・スパーズのベッキー・ハモンアシスタントコーチ(AC)がロサンゼルス・レイカーズ戦で、女性として初めてチームを指揮した。試合後「一大事だった。ものすごい瞬間だった」と振り返った。

 

◆監督退場で任された大役

ハモンACが指揮を執ったのは第2クオーターの途中からだった。グレグ・ポポビッチ監督が審判への暴言で退場となり、大役を任された。1946年にBAAとして設立されたNBAの歴史で初めて、女性指揮官が誕生した瞬間だった。ハモンACはガードとして女子プロリーグWNBAで16年間プレーし、オールスターにも6度出場している。引退後の2014年にはNBAフルタイムのACとして、女性で初めて雇用された。

 

◆「深く考える時間はなかった」

ハモンACは41-52の11点ビハインドでバトンを受け、試合は107-121の14点差で敗れた。初めての指揮にも「深く考える時間はなかった。選手を助けて試合に勝つことに集中することが私の仕事だった。試合に勝ちたかった」と喜びよりも敗戦の悔しさを口にした。

 

◆ハリス副大統領も祝福

NBA史上初の女性指揮官誕生に、いち早く反応したのがハリス副大統領だった。自身のツイッターで「あなたが最初かもしれないが、決して最後にはならない」と祝福した。女性初の副大統領も、指揮官も新たな道をつくった。真価が問われるのはこれから。この道にどれだけの女性が続くのかは、2人の手腕次第だ。