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第5回ダンロップ全日本パデル選手権|パデル・庄山大輔選手コラム

2022年3月19〜21日にかけて、千葉県にあるパデル施設『パデル&フットサル 晴れのち晴れ』で開催された、「第5回ダンロップ全日本パデル選手権」に出場しました。結果はベスト4。 第1・2回と優勝した後に3回戦負けが二度続き、今回は久しぶりに準決勝まで残ることができ、今は嬉しさ30%と悔しさ30%、ほっとした気持ちが40%といった感じです。自分ではほとんど感じていないのですが、コート上での私をどうしても年齢とセットにして見る方が少なくありません。

「若い人のスピードやパワーには勝てない」
「年齢的にもう厳しい」
「後進に道を譲った方が良い」

など。直接的にも間接的にも、こういった声を耳にするたびに以下記事で登場するボクシング・藤岡奈穂子選手の「年齢はただの数字」言葉を思い出します。

「年齢はただの数字」45歳・ボクシング王者、藤岡奈穂子が歴史的勝利を果たす

私も本当に「年齢は関係ない」 「年齢はただの数字」と思いますし、私自身も過去コラムで述べたように「もろもろトータルすると40代最強説」を唱えています。

もっともバランスが良い40代|パデル・庄山大輔選手コラム

今回の全日本でも私たち(私のパートナーも40代)がベスト4に入ったほか、同じく40代のペアがベスト8まで駒を進めました。20代や30代の選手がほとんどの中、自分の持っているものを正しく使うことができれば、40代でも戦えることを証明できたと思っています。

パデルで戦うために必要な要素

私の試合を見てくれた人から、よく掛けられる言葉の第1位が「のんびりしていますね」というもの。もちろん「庄山さんのところにボールが来たときだけ、時間がゆっくり流れる感じがする」といった気遣いのある言葉を掛けてくださる方もいらっしゃいますが、自分では一生懸命に速く動いているつもりなので、それはそれでちょっと悲しい気もします。

パデルという競技は「速さ」も大事ですが「早さ」も大事で、そこに「時間」と「判断」が加わってきます。この4つすべてを兼ね備えている選手が強いのは、間違いありません。しかし、速さ以外の要素を2つか3つでも持っていれば、十分に戦えます。パデルの世界に16年間ランキングNo.1だったFernando Belasteguin(2022年3月現在、42歳でランキング9位)という選手がいるのですが、彼は「私は技術だけを見たら並の選手」と自らを表現しています。つまり、技術以外の部分に大事な「何か」があることは容易に感じ取れるでしょう。

「感」じて「動」いてもらえることが一番嬉しい

去年『WORLD PADEL TOUR』に挑戦したときもそうでしたが、今回も「私も頑張ってみます」というようなメッセージをいくつかいただきました。感動や勇気などというものは、与えようと思って与えられるものではないでしょう。ですから、それらを感じてもらうためにプレーすることは私にはできません。しかし結果として、こういった言葉をいただくというのは本当に嬉しいことです。だからといって、そこを目指してプレーするわけにはいきません。とはいえ、多少なりとも自分のプレーが誰かに影響を与えられていると思うと、練習やトレーニングになおさら気合が入ります。

第5回ダンロップ全日本パデル選手権は、2022年度のパデル日本代表の選考対象となる大会です。そこでベスト4という成績を残せたので、6月に開催されるパデルの国別対抗戦『WORLD PADEL CHAMPIONSHIP』のアジアアフリカ予選に出場する可能性が出てきました。そこで予選を突破すれば、日本男子初の世界大会本戦出場となります。先に取り上げた藤岡選手と同様、私も年齢はただの数字だということをパデルでも証明できたらと思っています。以下は全日本の準決勝の試合模様ですので、ご興味を持たれた方はぜひ視聴してみてください。

[著者プロフィール]

庄山 大輔(しょうやま だいすけ)
2019年にアジア人初となるWORLD PADEL TOUR出場を果たし、2021年現在、45歳にして再度世界に挑戦中。全日本パデル選手権二連覇、アジアカップ初代チャンピオン。国内ではコーチ活動も行なっている。モットーは「温故知新」。

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