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元巨人・マイコラス負傷降板 危機救ったのは近年メジャーで珍しい選手

◆マイコラス 4回で負傷降板

巨人でも活躍したカージナルスのマイルズ・マイコラスが22日(日本時間23日)のカブス戦で、2019年のリーグ優勝決定シリーズ以来の復帰登板を果たしたが、アクシデントで途中降板した。球団によると、右前腕部の張りが理由だという。

 

2017年まで巨人でプレーしたマイコラスはローテーションの一角を担い、3年間で31勝をマークした。2018年にカージナルスと契約してメジャーに復帰すると、その年に18勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得。昨シーズンは右前腕屈筋の手術を受けて出場はなかった。

 

約1年半ぶりにメジャーのマウンドに戻ってきたマイコラスは、4回まで3安打1失点と試合をつくっていた。だが、アクシデントで途中降板。この緊急事態にバットでチームを救ったのが、ヤディエル・モリーナだった。同点の7回に決勝ソロを放ち、チームを勝利に導いた。

 

◆決勝弾は18年目生え抜き捕手

モリ―ナは昨オフに、カージナルスと再契約した。現地の記者によると、年俸900万ドル(約9億4500万円)の1年契約。チームの生え抜き捕手は「ここが自分の居場所。ここに居られること、戻ってこられたことがうれしい」と喜んだ。

 

「捕手3兄弟」で知られるモリーナは2人の兄に続き、2000年にドラフト4巡目(全体113位)でカージナルスから指名された。2004年にメジャーデビューすると、翌2005年にレギュラーに定着した。強肩強打の捕手として、オールスターには8年連続を含む9回出場。ゴールド・グラブ賞も9回受賞している。2011年から3年連続で打率3割を達成。メジャー17年目の昨シーズン、通算2000本安打に到達した。

 

日本のプロ野球よりFA権の取得までの年数が短く、FA市場も活発なため、メジャーでは生涯一球団で過ごす選手は少ない。モリーナのほかに、入団したチームに10年以上在籍している代表的な現役選手は、レッズのジョーイ・ボットが挙げられる。2002年にドラフト2巡目(全体44位)指名を受け、2007年にメジャーデビュー。選球眼に優れ、メジャー通算14年間の出塁率は驚異の.419。最高出塁率のタイトルを7回獲得し、2010年にはリーグのMVPに輝いている。レッズとの契約は39歳シーズンの2023年までで、2024年は球団が選択できるオプションがついている。

 

投手では、ドジャースの絶対的エース、クレイトン・カーショー。2006年にドラフト1巡目(全体7位)で指名された。2年目の2008年にメジャーデビューすると、2010年から8年連続2ケタ勝利し、昨シーズンまでの13年間で175勝をマーク。最多勝3回、最優秀防御率5回、サイ・ヤング賞3回など、数々のタイトルを手にしている。

 

最近引退した印象的な選手は、ヤンキースのデレク・ジーターだろう。1992年にドラフト1巡目(全体6位)で指名され、1995年にメジャーデビュー。2014年に引退するまで、20年間で通算3465安打を記録した。2013年に歴代最多652セーブを挙げたマリアノ・リベラも、ヤンキース一筋でユニフォームを脱いだ。昨シーズン限りで引退を表明した選手では、レッドソックスのダスティン・ペドロイアや、ロイヤルズのアレックス・ゴードンらがいる。

 

モリーナは「ここが自分のキャリアを終える場所」と生涯カージナルスを誓った。フランチャイズ選手として1年でも長くユニフォームを着ることが、モリーナとファンの願いだろう。