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◆ドイツ3選手ボディースーツで演技

スイスのバーゼルを会場とするヨーロッパ体操競技選手権に、ドイツの選手が全身を覆うボディースーツで出場したことを受け、日本人選手も反応した。

 

ドイツのサラ・ヴォスは21日、体操選手が身に付ける一般的なレオタードではなく、上半身は手首まで、下半身は足首まで覆ったユニホームで演技した。

 

その2日後、同じくドイツのキム・ブイとエリザベト・ザイツもヴォスと同じようにボディースーツを着て競技に臨んだ。ザイツはレオタードを着なかった理由について「重要なシグナル」とコメントしている。

 

ヴォスは露出の多いレオタードについて地元メディアへの取材や自身のSNSで「幼いころは体のラインが出ていても大した問題だと思っていなかったが、年齢を重ねるにつれ抵抗が大きくなった。心地よいユニホームで演技したい」などとボディースーツを選んだ理由を説明している。

 

ドイツの体操チームは競技と無関係な写真、動画撮影が横行している現状を問題視し「女性アスリートが不快感を抱くユニホームを着なくても演技できることを模範として示した。性的対象とされることへの抗議」とSNSで訴えている。

 

◆リオ五輪日本代表「1回着てみたい」

こうした動きに、日本女子体操代表でリオ五輪に出場した内山由綺は自身のツイッターにボディースーツで演技するヴォスの写真を載せ「ユニダードかっこいい 1回着てみたいかも。。。(原文まま)」とつぶやいた。

 

これに対し「これが主流になっていいんじゃないですか」、「由綺ちゃん手足長いし似合いそう」とコメントが寄せられた。

 

ボディースーツを着て演技したドイツの3選手に対しても賛同する声が上がっていて、体操女子のユニホームは変革期を迎える可能性がある。

 

By New Road 編集部

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