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FAで巨人に移籍した打者は活躍できるのか【後編】

過去に巨人へFA移籍した打者の移籍前と後の成績や、巨人での貢献度を見ていくシリーズ。後編は2013年以降に移籍した7人の選手。上が移籍前年、下が移籍1年目の成績。カッコ内は移籍前に所属していた球団。

 

◎片岡治大(西武)

2013年 72試合 打率.290 本塁打4 打点28 盗塁9

2014年 126試合 打率.252 本塁打6 打点32 盗塁24

 

西武で2007年から4年連続で盗塁王に輝いた片岡。2010年は自己最多の59盗塁で、3年連続50盗塁を達成した。2008年には最多安打のタイトルも手にしている。しかし、2011年以降はけがが重なり、出場試合数が激減した。

 

巨人1年目、開幕戦で移籍後初安打となる本塁打。夏場は打撃不振で2軍生活の時期もあったが、126試合に出場して4年ぶりに規定打席に到達。最終成績は打率.252、本塁打6、打点32、盗塁24だった。復活の兆しを見せたが、故障もあって年々、出場試合は減少。2015年は113試合、2016年は32試合、2017年は1軍での出場がなくユニフォームを脱いだ。

 

◎相川亮二(ヤクルト)

2014年 58試合 打率.250 本塁打2 打点21

2015年 40試合 打率.313 本塁打4 打点17

 

巨人の正捕手だった阿部慎之助を一塁手に転向させるチーム方針を受け、ヤクルトから移籍した。1年目はシーズン序盤に太ももの肉離れ、中盤には左手首骨折で戦線離脱。40試合の出場で規定打席には到達しなかったが、打率は3割を超えた。

 

翌年以降は小林誠司ら若手捕手の起用により、主に代打や守備固めでの出場となった。2017年に引退するまでの3年間で、計106試合に出場した。

 

◎金城龍彦(DeNA

2014年 90試合 打率.200 本塁打0 打点11

2015年 36試合 打率.233 本塁打1 打点10

 

2000年に打率.346で首位打者のタイトルを手にするなど、横浜・DeNAで4回、打率3割を達成した。2014年の出場試合数は、プロ1年目を除くと最も少ない90試合。12年ぶりに本塁打ゼロに終わり、球団から引退とコーチ就任を打診されたため、FA権を行使して移籍した。

 

巨人では1年目の開幕戦に1番打者で先発。4月には古巣・DeNA戦で決勝3ランを放ったが、徐々に打率は下降して出場機会が減少した。結局、36試合の出場にとどまり、この年限りで現役を退いた。

 

◎脇谷亮太(西武)

2015年 118試合 打率.294 本塁打3 打点22

2016年 54試合 打率.157 本塁打1 打点7

 

脇谷は2013年オフ、FAで巨人に移籍した片岡の人的補償で西武に加入した。2シーズンを過ごして再び巨人へ。人的補償で移籍した選手が古巣にFAで復帰したのは史上初だった。西武ではユーティリティプレーヤーとしてチームを支えてが、復帰した巨人では2年間連続50試合ほどの出場にとどまった。3年目は1軍での出場がなく、現役を引退した。

 

◎陽岱鋼(日本ハム)

2016年 130試合 打率.293 本塁打14 打点61

2017年 87試合 打率.264 本塁打9 打点33

 

日本ハム時代は盗塁王に輝き、ゴールデングラブ賞を4回受賞。走攻守そろった外野手として期待され巨人に移籍したが、レギュラーに定着できなかった。移籍2年目も定位置獲得とはならず、2年連続で87試合の出場に終わった。

 

3年目の2019年は移籍後最多の110試合に出場したが、打率.274、本塁打4、打点21と満足のいく成績を残していない。昨シーズンも不振で2軍調整の時期が長く、わずか38試合の出場。5年契約最終年の今年は、背水のシーズンとなる。

 

◎炭谷銀仁朗(西武)

2018年 47試合 打率.248 本塁打0 打点9

2019年 58試合 打率.262 本塁打6 打点26

 

西武では2012、15年にゴールデングラブ賞を受賞するなど長年、正捕手を務めた。しかし、2018年は森友哉の台頭などもあり、主に途中出場となった。新天地で正捕手の座を目指したが、けがもあって定着はできなかった。課題の打撃では、138打席で6本塁打を記録するなど、西武の最終年を上回った。昨シーズンは56試合で、打率.180、本塁打1、打点7と低迷。今シーズンは3年契約の最終年となる。

 

◎丸佳浩(広島)

2018年 125試合 打率.306 本塁打39 打点97

2019年 143試合 打率.292 本塁打27 打点89

 

広島ではベスト9に4回選出され、2017、18年は2年連続でリーグMVPに輝いた。2018年オフに巨人と5年契約。移籍1年目は3番打者として、巨人の5年ぶりリーグ優勝の原動力となった。昨シーズンは序盤に調子が上がらなかったが、全試合に出場して最終的には打率.284、27本塁打、77打点でリーグ連覇に貢献。広島時代から6年連続となるベスト9に選ばれた。