DeNA・平良拳太郎が28日の巨人戦(東京ドーム)で、5回まで1人の走者も塁に出さない完全投球だったが、6回に先頭打者の大城卓三に初安打となる二塁打を許すと、右ひじの張りを訴えて降板した。

 

 平良は抜群の制球力に加え、球威十分の直球とキレのあるスライダー、シンカーで凡打の山を築く。3奪三振で四死球ゼロだった。だが、大記録が近づく中で、突然のアクシデントに見舞われた。6回に先頭・大城に初球の外寄りシンカーを左中間に運ばれた。初安打となる二塁打を浴びると、表情をしかめた平良が直後に三塁ベンチへ下がる。ケガの手当てが場内アナウンスされたが、そのままマウンドに上がることなく、砂田毅樹に交代した。平良は503で打者16人に1安打無失点。59球で降板となった。

 DeNAはエース・今永昇太、東克樹が故障で離脱。先発の台所事情が苦しい中で、平良が戦線離脱すれば大きな痛手だ。スポーツ紙のDeNA担当は「開幕戦に先発した浜口遥大、2戦目の京山将弥が序盤に崩れて降板した中、巨人打線を完ぺきに封じ込めた平良は抜群の安定感でエース格だった。右ひじの張りが軽度であればいいですが…。戦線離脱となれば先発ローテーションが崩壊する恐れもある」と懸念する。患部が軽症であることを祈るばかりだ。

By New Road 編集部

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