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中日・根尾がタイムリーで存在感も 他球団は「まだ警戒の必要ない」

◆中日 今季初のオープン戦大敗

中日が今シーズン初となるオープン戦で、日本シリーズ5連覇を目指すソフトバンクに力の差を見せつけられた。開幕ローテーション入りを争う先発の笠原祥太郎が、アウトを4つしか奪えずに6失点でKOされるなど、投手陣が炎上。打線も7回まで1安打と沈黙した。

◆ファンは“覚醒”期待 他球団は警戒感なし

2-14で大敗した試合で唯一の明るい材料が、高卒3年目の根尾昂だった。「8番・左翼」で先発し、2打数1安打2打点1四球。チームの全打点を挙げる活躍に、ファンからは「プロの投手の球に目も体も慣れてきたように見える。可能性を感じる楽しみな選手」、「着実に成長している。今年はレギュラーもあり得る」と期待が寄せられている。

 

根尾は昨シーズン、1軍の試合に9試合出場して打率.087、打点0だった。2軍でも71試合で打率.238と結果を残せず、307打席で69三振と対応に苦しんだ。きのうのオープン戦初戦の8回に2点タイムリーを放ち、ファンが“覚醒”を感じているのとは対照的に、他球団には警戒感や危機感はない。

 

セ・リーグの関係者が、まず指摘したのは第1打席の内容だった。ソフトバンクの左腕・笠谷俊介が投じた初球。根尾は146キロ内角高めのストレートをのけぞるようによけた。2球目も内角高めのストレートでボール。その後、3ボール1ストライクとなってからの5球目。根尾は甘く入ったストレートをスイングし、バックネットへのファウルとなった。

 

この打席は結果的に四球で出塁したが、5球目のストレートを打ち損じたことにセ・リーグの他球団の関係者は「失投を確実にとらえられなければ、1軍で生き残れない。根尾は内角にきた初球と2球目の残像があって、5球目の真ん中のストレートをスイングするときに、やや腰が引けていた。まだ、それほど警戒する必要はない」と話した。

 

◆タイムリーにも「怖さない」

さらに、タイムリーヒットを放った第3打席も「怖さはない」と評した。12点を追う8回1アウト二、三塁から、左腕・川原弘之が投じた初球のストレートをレフト前に弾き返す2点タイムリー。しかし、内野が前進守備だったことから「定位置だったら三遊間は抜けなかった打球。根尾の今の技術では、左投手から長打を打つことは難しいだろう」と分析した。

 

大阪桐蔭時代は高校野球界のスターだった根尾。ここまでの2年間はプロの高い壁に阻まれている。3年目の今シーズンはファンの期待に応えられるのか、それとも他球団の指摘通りに苦労するの注目される。