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◆最高のFA選手は身長208cm 通算303勝左腕

大リーグ公式サイトは「史上最高のFA選手」を特集した。1位に選ばれたのは、「ビッグユニット」の愛称で親しまれたランディ・ジョンソン投手だった。身長208センチ。ジョンソンは160キロを超える直球と鋭く曲がるスライダーを組み合わせて、三振の山を築いた。メジャー通算303勝。通算4875奪三振は、ノーラン・ライアンに次ぐ史上2位の記録だ。

 

大リーグサイトがジョンソンをトップにしたのは、1999年から2002年までダイヤモンドバックスに在籍した4年間。マリナーズからFAで移籍して、4年連続で投手最高の栄誉「サイ・ヤング賞」に輝いた。この間、タイトルは最多勝1回、防御率3回、最多奪三振4回を手にし、オールスターにも4年連続で出場している。

 

加入1年目から17勝を挙げて、創設2年目の球団を初の地区優勝に導いた。そして、2001年にはヤンキースとの死闘を制して、ワールドチャンピオンに。ジョンソンは大車輪の活躍でMVPを獲得した。創設元年の1998年に65勝97敗で最下位に沈んだ球団を短期間で劇的に変えた。

 

◆2位は「精密機械」3年連続サイ・ヤング賞

2位に選ばれたのは、グレッグ・マダックス投手。1992年オフに5年契約でカブスからブレーブスに移籍。抜群の制球力で「精密機械」と呼ばれた右腕は、移籍1年目から3年連続でサイ・ヤング賞を受賞した。1995年には、球団をワールドチャンピオンに導いた。翌年は2勝4敗でヤンキースに敗れたが、ワールドシリーズに進出している。

 

◆3位は“現役最高投手”

3位はナショナルズのマックス・シャーザー投手。今シーズンが7年契約最終年となる。タイガースから移籍し、昨シーズンまでの6年間でサイ・ヤング賞を2回手にしている。2019年には、球団初のワールドシリーズ制覇の原動力となった。サイトでは、今シーズン驚異的な数字を残せば、史上最高のFA選手となる可能性もあるとしている。

 

4位から10位までは以下のようになった。

【4位】ロジャー・クレメンス(1997-98 ブルージェイズ)

【5位】バリー・ボンズ(1993-98 ジャイアンツ)

【6位】マニー・ラミレス(2001-08 レッドソックス)

【7位】エイドリアン・ベルトレ(2011-16 レンジャーズ)

【8位】マイク・ムシーナ(2001-06 ヤンキース)

【9位】ケビン・ブラウン(1996-97 マーリンズ)

【10位】レジー・ジャクソン(1977-81)

 

なお、このランキングは「契約延長」や「契約を破棄した後の再契約」、さらにイチローやアロルディス・チャプマンら「アメリカ国外からの選手との契約」を対象から外している。

By New Road 編集部

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