パドレスのダルビッシュ有が21日(日本時間22日)のドジャース戦で11三振を奪い、メジャー通算1500奪三振に到達した。197試合での達成はメジャー最速となった。

 

ダルビッシュに更新されるまでの記録は206試合。この記録を持っていたのが、マリナーズやダイヤモンドバックスなどで活躍したランディ・ジョンソンだった。

 

ジョンソンはメジャー22年間で通算303勝をマークした歴代屈指の左腕。通算4875奪三振は、奪三振王と呼ばれたノーラン・ライアンの5714個に次ぐ歴代2位の記録だ。歴代トップ20にはジョンソンを含み、左腕は3人しかいない。

 

史上最速で1500奪三振を達成したダルビッシュの記録が偉大なのは疑いようがない。大きなけがさえなければ、メジャーの歴史に名を刻む投手となるだろう。ただ、ジョンソンの奪三振の歴史と驚異的な記録は、30歳以降の10年間に詰まっている。

 

ジョンソンが通算1500奪三振に達したのは1995年シーズン、31歳の時だった。この年、294奪三振でタイトルを手にしている。ここから40歳シーズンとなる2004年まで10年間で、6度の奪三振王に輝いている。1999年からは4年連続でタイトルを獲得し、2001年には年間372個の三振を奪っている。

 

ジョンソンはメジャー最速となる262試合で通算2000奪三振を達成している。通算2500、3000奪三振は、さらにペースが上がる。ダルビッシュが最速記録を更新するためには、高いハードルとなる。

By New Road 編集部

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