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大谷が菊池から先制ソロ 日本人投手から3本目で歴代トップ 2位はイチローの2本

◆花巻東の先輩から2本目

エンゼルスの大谷翔平がマリナーズ戦で、菊池雄星から16号ソロを放った。2人は花巻東高校の先輩と後輩。前回の対戦でも先輩の菊池から一発を放った大谷は2年ぶりの対戦でも、アーチを描いた。

 

「2番・DH」で先発した大谷は初回1アウトからの第1打席で、菊池が投じた初球のスライダーをバックスクリーン左へ運ぶ133メートルの特大弾を放った。メジャーでの日本人対決としては通算10本目の本塁打となった。

 

菊池と大谷の直接対決は2年ぶり。この試合までは通算3試合で、大谷の打率.429(7打数3安打)、本塁打1、三振2だった。

 

これまでに、メジャーの日本人対決では9本の本塁打が生まれていた。複数の本塁打を記録しているのは、日本人最多となる通算175本塁打の松井秀喜氏ではなく、通算117本塁打のイチロー氏と、メジャー4年目とキャリアの浅い大谷翔平の2人だけ。大谷は、この日の一発で日本人投手から3本目となり、単独トップに立った。

◆イチローは石井と小林から

☆2005年6月17日 VS石井一久(メッツ)

2回の第2打席、2アウト二、三塁でメッツの先発・石井一久から先制3ラン。この試合、第1打席でレフト前ヒット、第4打席ではライト前にタイムリーヒットを放ち、4打数3安打4打点と石井を攻略した。

 

☆2008年7月19日 VS小林雅英(インディアンス)

5点を追う9回2アウト一塁、この回からマウンドに上がった小林雅英を相手に2ラン。この打席は、5月1日以来、2度目の対戦だった。

 

メジャー19年間で117本塁打を記録しているイチローが、3本以上の本塁打を放っている投手は5人いる。最多はジェーソン・ジョンソンの4本。対戦回数が多いこともあるが、3本をマークした4人の投手はCC・サバシアら、いずれも最多勝を獲得したメジャーを代表する投手ばかりだ。

 

ジェーソン・ジョンソン(オリオールズなど)

通算255試合 56勝100敗 防御率4.99

 

C・C・サバシア(ヤンキースなど)

通算561試合 251勝161敗 防御率3.74

 

バートロ・コロン(インディアンスなど)

通算565試合 247勝188敗 防御率4.12

 

バリー・ジート(アスレチックスなど)

通算433試合 165勝143敗 防御率4.04

 

ジョシュ・ベケット(レッドソックスなど)

通算335試合 138勝106敗 防御率3.88

 

◆大谷は菊池と前田から

大谷翔平はメジャーデビューした2018年、日本人のメジャー1年目としては最多となる22本塁打を放つなど、昨シーズンまでに47本をマークしている。そのうち2本が、日本人投手からのものだ。

 

☆2019年6月8日 VS菊池雄星(マリナーズ)

4回の第3打席で、花巻東高校の先輩・菊池雄星の初球を左中間へ運ぶ一発。この回の先頭打者トミー・ラステラ、マイク・トラウトに続く3者連続本塁打となった。メジャー初対決となった初回にも内野安打を放った。

 

☆2019年6月11日 VS前田健太(ドジャース)

「3番・DH」で先発。メジャー2回目の対戦となった前田健太から、初回2アウトから右中間へソロ。初対戦となった2018年7月6日には、空振り三振と遊飛に封じられた右腕を攻略した。

 

◆初本塁打は松井が野茂から

日本人対決で初めての本塁打が生まれたのは、2004年6月19日のドジャース対ヤンキースの一戦だった。ヤンキース・松井秀喜が初回2アウト一、二塁の場面で、ドジャース・野茂英雄から3ラン。野茂のフォークに体勢を崩されながら、右翼ポール際のスタンドぎりぎりに放り込んだ。

 

この試合には続きがある。4点を追うドジャース5回の攻撃。先頭打者の野茂が左翼スタンドにソロ。自身メジャー通算4本目の本塁打だった。試合はヤンキースが6-2で勝利し、松井の一発に沈んだ野茂は負け投手となっている。

 

日本人野手が日本人投手から記録した残りの3本の本塁打は次の通り。

 

【城島健司(マリナーズ)】

2007年5月4日のヤンキース戦、5点を追う2回に井川慶からソロ。

 

【岩村明憲(レイズ)】

2008年9月15日のレッドソックス戦、4点を追う3回に松坂大輔からソロ。

 

【福留孝介(カブス)】

2009年7月8日のブレーブス戦、2点を追う6回に中日時代の同僚・川上憲伸からソロ。

 

松井が野茂から歴史的な一発を放ってから、日本人対決では5年間で他に5本の本塁打が出ていた。しかし、そこから2019年に大谷が菊池からアーチをかけるまで3622日、約10年の年月が経っていた。