ヤクルトが18日の阪神戦(甲子園)に敗れて開幕から同カード5連敗。終盤に追い上げたが、エース・小川泰弘が3回途中6失点の乱調が響いた。

 

 この2試合ではヤクルトの主力打者が計4つの死球を受けたことも話題になった。17日の同戦では藤浪晋太郎が山田哲人、塩見泰隆に、この日は七回に岩貞祐太が村上宗隆、八回に加治屋蓮が塩見に死球を与えた。不穏な空気が慣れる中、8回にヤクルトの救援で登板した梅野雄吾が大山悠輔に死球を与え、警告試合が宣告された。

 

 スポーツ紙のヤクルト担当記者は「ピリピリした空気でしたね。ぶつけられたのは主力打者ばかりだったので高津監督も神経質になるのも無理はありません。故障で長期離脱となれば、選手層が薄いチーム状況で大きなダメージになる。ヤクルトは阪神戦で死球をよく受けているので今後に引きずらなければいいのですが…」と話す。

 

 SNSやネット上では、阪神ファンから大きな反響が。「高津監督が怒るのも無理ないでしょ。だって自軍の選手が阪神の投手に当てられているんだから…もしこれで誰かが長期離脱なんてされたら、今後のチーム方針にも関わるからな。しかも死球を受けている選手が、塩見・村上・山田と主力だし。阪神ファンだけど本当に申し訳ないレベル。7回の高津監督、明らかに怒った表情しとったもん」、「2日連続で複数の死球。今日は大差で勝っていた所だから(自分は阪神ファン)、高津監督からすれば怒り心頭になるのは無理もないと思う。死球を受けた大山は苦笑いしてたし、ある程度予想してたのかも。こう言うやり合いは良くないので、次のカードではお互い無死球でやりましょう」とヤクルトに同情的な見方が多く、謝罪するコメントも多く見られた。

 

 一方で、「私はヤクルトファンですし頭にも来ます。しかし選手が一生懸命やった結果ですし、死球が出るのは競技の内容上仕方無く悪意は無いものと信じて飲み込んではいます。ただし、西武の外崎が死球で酷い怪我をしたばかりで昨日の今日でこの内容ならば審判団がもっと早く警告を出すべきだったと思います」と審判の対応に疑問を呈する声も。開幕から好スタートを切っている両チームだけに、死球が話題にならない熱戦を期待したい。

By New Road 編集部

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