阪神・藤浪晋太郎が16日のヤクルト戦(甲子園)に先発して6回途中36奪三振で無失点に切り抜け、今季2勝目をマーク。005回に相手左腕・石川雅規から自身3年ぶりの先制2ランを放つなど、投打にわたる活躍で1450日ぶりの甲子園勝利をつかんだ。

 

 復活を期す今季は初の開幕投手に抜擢されるなど首脳陣の期待も大きい。藤浪もその思いに応え、4試合すべて5イニング以上投げて試合を作っている。9日のDeNA戦(横浜)で72失点の快投で今季初勝利を挙げたのに続き、2連勝。ただその投球内容には賛同の声だけではない。

 

 ヤクルト戦の登板で5四球、山田哲人、塩見泰隆に死球を当てた。スライダーは抜け球が目立ち、右打者は腰を引いているようにも見えた。ネット上では、「ヤクルトファンだけど、藤浪の球がどこにいくかわからないから右打者は恐怖感しかないと思う。あれでナイスピッチングという方がおかしい。死球を与えた方がノーリスクというのもおかしい。山田と塩見は調子を崩さないで欲しい」、「スライダーが頭部付近に抜けたらと思うと腰が引けるのは当然。選手生命がかかっているんだから。藤浪の時は全員左打者にした方がいい」、「阪神ファンだけど、昨日の藤浪の投球は見ていて気分が悪くなった。純粋に野球を楽しめない。ヤクルトさんごめんなさい」、「阪神勝ったけど喜べない。藤浪のあの投球は危険すぎる。これで勝っても…ヤクルトに申し訳ない」などのコメントが。

 

 一方で、「藤浪は荒れ球を色々言われているけど、それも含めて野球でしょ?昨年より制球は良くなっているし、藤浪は気にしないで欲しい」、「村上とか左打者が藤浪に力でねじ伏せられたのが敗因。チャンスで1本出ていれば藤浪も一気に崩れたかもしれない。あと死球を受けたら怒るべきだと思う。おとなしすぎるよ。打者も命を懸けてやっているんだからそれぐらいやってもいい」などの意見が見られた。

By New Road 編集部

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