米サウスカロライナ州で開催されている「RBCヘリテイジ」に出場した韓国人ゴルファーのカン・スンフンの愚行が大きな反響を呼んでいる。

 

 カン・スンフンは大会2日目の18番ホールに臨んだのが、韓国出身のカン・スンフン。2オンに失敗し、狙い澄ました2メートル弱のパーパットも外すと怒りが爆発。持っていたパターを回転させると、左足で豪快に蹴り上げた。勢いよく飛んだクラブは、グリーン周りの茂みへ。カン・スンフンはパターを取りに向かった。

 

 一連の行動に中継していた「Golf Channel」で解説を担当したニック・ファルド氏が「ドロップキックだね。シャフトを見事に捉えているよ。素晴らしい弾みが生まれた」と皮肉った。さらにトレバー・イメルマン氏も「完璧なキックを打つために、彼はタイミングを見極めていたね。気に入ったよ」と呆れた様子だった。

 

 そして、長く『Golf Channel』でレポーターや編集業務に携わったフリージャーナリスト、サマンサ・マークスさんも呼応した。「スン・カン!!!!!!」とビックリマークを連打して衝撃を表現すると、「投げて、キックして、振り返って、歩き出す。そのすべての動きがエリートだわ」と評し、最大限の皮肉を込めた。

 

 韓国人のプレーマナーをめぐっては、松山英樹が初制覇したマスターズでもキム・シウーがパターを地面に叩きつけて破壊した行動が物議を醸した。負けず嫌いであることは大事だが、クラブに当たる行為は同じ組で回るゴルファーのリズムに影響を及ぼし、ギャラリーや視聴者にも不快な思いをさせる。カン・スンフンは実力派ゴルファーで知られている。影響力の大きい選手だけに、コース上ではクリーンな振る舞いが望まれる。

By New Road 編集部

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