プロゴルファーのタイガー・ウッズが2月にロサンゼルス郊外で自動車を運転中に道路わきに突っ込んだ事故の原因について、地元警察はスピードの出しすぎでカーブを曲がり切れなかったと発表した。運転していた車に記録されていたデータを分析した結果、明らかになった。

 

事故現場の制限速度は72キロだったが、最高140キロで運転していたという。薬物やアルコール、不注意運転の証拠はなく、ブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性がある。アメリカの複数のメディアが伝えている。

 

この事故で、タイガー・ウッズは右足を骨折するなどの重傷を負って手術した。現在は、フロリダ州の自宅で療養している。警察の発表を受け、自身の公式ツイッターに「私をサポートしてくれる方々、救急車を呼んでくれた方に心から感謝しています。消防や救急隊の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。引き続き治療に専念するとともに、この辛いときに支えてくれる方や、励ましてくれる方、全ての方々に感謝します」とつづっている。

 

この投稿に対し、「これだけの事故でタイガーが命を落とさなかったこと、けが人がでなかったことが不幸中の幸い」、「生きていることが奇跡。私も交通事故で生死をさまよった。もう誰も事故にあってほしくない」、「多くの人が早く回復することを願っています」など、励ましの声が寄せられた。

 

一方で制限速度の約2倍のスピードを出していたことが明らかとなり「事故を起こした責任は忘れないでほしい。あなたのために、多くの人やお金が使われたことも」、「アクセルとブレーキを踏み間違えたにしても、その前からある程度のスピードが出ていたのではないか。普段の運転に問題がなかったのか」、「ゴルファーとして残した偉大な功績を汚さない私生活を送ってほしい」といったコメントもあった。

 

ウッズに飲酒などの違反がなかったことから、警察は刑事責任を問う考えがないことを改めて示している。

By New Road 編集部

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