巨人の丸佳浩、中島宏之が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定を受けたことが4日に判明。また、若林晃弘も再検査の判定が出たという

 

 主力の丸、中島の離脱は大きいが、気になるのは再検査となった若林だ。オープン戦で楽天・田中将大から本塁打を放つなど打率・3712本塁打と打撃で好調をアピール。26日の開幕戦・DeNA戦(横浜)に「2番・二塁」で自身初の開幕スタメンを飾り、27日の同戦では22死二、三塁から右前に2点適時打。その後に坂本とのランエンドヒットで二塁を回って三塁に進んだ際に右ふくらはぎを痛めて途中交代したが、3日のヤクルト戦(神宮)で1点を追う9回2死一塁に代打で登場し、値千金の同点二塁打を放っていた。

 

 「岡本和真、坂本勇人もまだまだ本調子ではない。若林は打線の中で最もバットが振れていただけに、離脱となれば大きな痛手です」(スポーツ紙の巨人担当)。

 

 球団独自の判定により、陽性判定者と接触頻度が高かったと判断した亀井善行、増田大輝、北村拓己内野手が「特例2021」の対象選手として出場選手登録を抹消される。代わってドラフト5位ルーキーの秋広優人、香月一也、立岡宗一郎が1軍に昇格する方針だ。

 予期せぬ形で大幅な入れ替えを余儀なくされた巨人。原監督がこの非常事態にどのような采配を振るうか注目される。

By New Road 編集部

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