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清原和博氏が今季注目する6人の打者 「理解不能」と評した主砲も

◆清原氏が今季注目する6人の打者

プロ野球のキャンプは中盤から終盤を迎え、練習試合も始まった。シーズン開幕まで1カ月余りとなる中、西武や巨人などで歴代5位の525本塁打を記録した清原和博氏が、自身のユーチューブチャンネルで今シーズンの注目打者6人を選んだ。選手名の隣の数字は昨シーズンの成績。

 

◎鈴木誠也(広島)打率.300、25本塁打、75打点

清原氏が最初に名前を挙げたのは、清原氏と同じ8月18日生まれの鈴木誠也だった。打撃の技術を高く評価し、東京オリンピックでも4番に座る存在と語った。昨シーズンは球団史上初となる5年連続の打率3割を達成。主砲として本塁打と打点も数字を残したが、清原氏は「鈴木選手の力からしたら最低ライン」と能力の高さを感じている。課題に挙げたのが「気分のムラ」。緊迫したチャンスでの打席と、大量点差がついた場面での打席で気持ちに違いを感じたという。メンタルを維持できれば、さらに数字を伸ばせると指摘した。

 

◎柳田悠岐(ソフトバンク)打率.342、29本塁打、86打点

昨シーズンは持ち味のフルスイングで29本塁打と長打力を発揮しながら、146安打で最多安打のタイトルを獲得。清原氏は「あれだけ飛距離があって、打率.340を超える。理解不能の打撃をする」と評価した。その飛距離は「巨人で一緒にプレーした松井秀喜より上」と話し、打率.350、40本塁打、130打点を残す力があると期待を寄せた。

 

◎岡本和真(巨人)打率.275、31本塁打、97打点

昨シーズンは、本塁打と打点のリーグ2冠。24歳の若き4番に対しては「数字以上の真価をしている」と評価した。投手側に踏み込んで、逆方向に強い打球を打てるようになったと打撃技術の向上を感じている。巨人で真の4番打者となるためには、重圧に勝つことを挙げた。現在は坂本勇人や丸佳浩の存在が大きく、「次男、三男」のような位置にいると指摘した。

 

◎吉田正尚(オリックス)打率.350、14本塁打、64打点

身長173cmと体格には恵まれていないが、卓越したバットコントロールで昨シーズンは首位打者に輝いた。注目したのは三振の数。豪快なフルスイングをしながら、492打席で三振はわずか29という少なさに「打率.350は、とんでもない数字。あれだけ振るのに、29三振は考えられない。決して強振はせず三振が少ないイチロー選手とは全然違う」と驚いた。トレーニングで鍛えた強靭な下半身により、体の軸がぶれないことが打撃技術を支えていると説明した。

 

◎村上宗隆(ヤクルト)打率.307、28本塁打、86打点

前年のシーズンは36本塁打を放ったが、打率.231。長打力を維持しながら、わずか1年で打率を3割に乗せたことに「メンタル面の成長。打席へのアプローチの仕方で頭も使って変わっている。セ・リーグの中で、強くバットを振れる選手といえば村上選手。相手投手に脅威を与え、四球の数も増えている」と評した。21歳で推定年俸1億円に達したことにも触れ「23歳で1億円を超えたときに史上最年少と言われたが、軽く抜かれた」と話した。

 

◎中田翔(日本ハム)打率.239、31本塁打、108打点

最後に挙げたのは「ミドル清原」と名付けた日本ハムの主砲。昨シーズンは新型コロナウイルスの影響で試合数が減った中、自己最多の31本塁打をマーク。4年ぶり3回目の打点王にも輝いた。豪快な打撃がパ・リーグを象徴する選手とし「メンタルの強さで見事に復活した。打者は一度自信をなくすと持ち直すのが難しいが立派」と語った。本拠地がドーム球場にも関わらず日焼けしているところも、自身の現役時代と重ねていた。