西武が31日、ドラフト4位ルーキー・若林楽人が左膝前十字靭帯損傷の診断を受けたことを発表した。

 

 若林は30日の阪神戦(メットライフドーム)で、3回の中堅の守備の際、マルテの中前打を処理した時に左膝を痛めて倒れ込んだ。苦悶の表情を浮かべ、立ち上がることができず担架で運ばれて球場が騒然となった。

 

 若林は44試合出場で打率.2782本塁打、10打点。リードオフマンとして打線を牽引し、両リーグトップの20盗塁マークしていた。戦線離脱は大きな痛手だが、元気な選手でカバーするしかない。奮起が求められるのが金子侑司だ。今季は45試合出場で打率.2250本塁打、6打点、6盗塁。2度の盗塁王を獲得するなど俊足を武器に開幕から2週間は1番で起用されたが、打撃不振から抜け出せずに若林に奪われた。守備力は申し分ないだけに、打力がカギを握る。

 

またパンチ力のある愛斗、川越誠司も虎視眈々とレギュラーを狙う。岸潤一郎、熊代聖人もチャンスはある。源田壮亮が新型コロナウイルス感染で戦線離脱し、外崎修汰も左足腓骨骨折でリハビリ生活を送っている。この窮地で救世主は現れるか。

By New Road 編集部

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