29日の中日―阪神戦(バンテリンドームナゴヤ)で試合観戦中に、警備員に暴行を加えた愛知県津市内に住む会社員の男(29)が暴行容疑の現行犯で逮捕された事件が大きな反響を呼んでいる。

 

 複数のメディア報道によると、男は友人ら6人で来場。新型コロナウイルス感染防止のため、観戦マナーとして観客にソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保を求めていたが、男らは従わず、座席を詰めて座っていた。警備員が再三注意したが聞き入れず、4回目の注意の際に、男が男性警備員(21)の胸を突き飛ばすなど暴行を加えたという。男は容疑を否認しているという。

 

 地元テレビ局の記者によると、現場は一時騒然となったという。「暴行をふるって逮捕された男だけでなく、警備員の注意を聞き入れなかった他の5人の来場客も反省の余地はあると思います」と語気を強める。

 

 SNS、ネット上では、「多分警備員が21歳ということで見た目が自分より年下だから従いたくなくて意地になったんだろうな。友人ら6人で来ていたということで本来1度注意されたら仲間が従おうって言わないといけない、それなのに4度も注意されたってことは仲間も共犯だな。もう6人全員強制退場&罰金くらい厳しい対応しないといけない」と厳しい厳罰を望む声や、「なんで暴行した男しか捕まらないの?他の5人も迷惑行為で逮捕しなきゃダメでしょ。こういう集団がいるからコロナ感染がいつまでたっても収束しない」と疑問を呈する意見も見られた。

 

 大多数の観客は感染防止に最大限の注意を払って感染している。ルールを逸脱した行為で迷惑をかけた来場客は猛省しなければいけない。

By New Road 編集部

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