ロッテの佐々木朗希が20日のイースタン・楽天戦(森林どりスタジアム泉)に先発登板3回2安打2失点4奪三振。直球は153キロを計測した。

 

 初回から150キロ台の直球を連発し、先頭打者の和田恋を151キロ直球で二ゴロ。カスティーヨを外角直球で三ゴロに抑えて2死を取ったが、ディクソンは1ボールから高めの152キロ直球をバックスクリーンに痛打されて初被弾。イースタンで初失点を喫した。

 

 2回は内田靖人、堀内謙伍、岩見雅紀を三者連続三振と150キロを超える直球でねじ伏せる。3回は吉持亮汰が二ゴロ失策で出塁を許すと、水上桂に右前打、和田に四球で満塁とピンチを作ると、カスティーヨの三ゴロの間に1失点。後続を抑えて降板した。

 

 佐々木が順調に成長している姿をアピールしたが、他球団のスコアラーが警戒を務めたのがディクソンだ。19年にタイガースで112試合出場し、打率.24815本塁打を放った長距離砲は来日後もその片鱗を見せている。18日のイースタンリーグ・巨人戦では左腕の横川凱から来日初アーチをマーク。佐々木朗からも2試合連続アーチを放った。

 

 試合を視察した他球団のスコアラーは「スイングスピードが速い。確実性が課題と言われていたが、見逃し方も良い。1軍に上がったらクリーンアップを十分に打てる。厄介ですね」と分析。1軍でどんな打撃を見せるか楽しみだ。

By New Road 編集部

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