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◆過去にはアライグマやタカ乱入

大柄なメジャーリーガーの間を駆け抜けるキュートな姿が球場を沸かせた。ロッキーズとドジャースとの一戦。8回ロッキーズの攻撃中、三塁側のファールゾーンから突然現れたのはネコだった。モフモフしたグレーの毛を少しなびかせながら、センターを守っていたドジャース・ベリンジャーの近くまで疾走。走り疲れたのか、息を整えるように芝生に伏せてひと休みした。

MLB公式Twitterより

ネコの登場に観客は大興奮。試合を再開するためにスタッフが外野フェンス近くで捕まえると、その時が終わるのを惜しむようにブーイングが起きた。この様子はMLBの公式ツイッターで公開され「このネコもベリンジャーのファンなんだろうな」、「飼い主のところへ無事に戻れたのかな」などのコメントが寄せられた。

このネコはボブキャットとみられている。ボブキャットの由来は「短い尾(ボブ)」。木登りや泳ぎを得意としている。ユーラシア大陸に生息するオオヤマネコから進化したと考えられていて、アメリカインディアンの神話やヨーロッパの開拓者の民話にも登場するという。

 

メジャーでは動物の乱入により試合が中断することは珍しくない。過去にはリスやアライグマがグラウンドを走り回ったり、タカが選手の肩に乗ったりしたこともある。大量のハチが現れて打者も野手も地面に伏せたことや、帽子にトンボが止まったまま投球していた選手もいた。

 

観客を癒したグレーのボブキャット。ホームでドジャースに6-11で敗れたロッキーズファンのストレスは、少し軽減したかもしれない。

By New Road 編集部

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