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プロ野球界に多い“名棋士” 球界最上位「5段」は意外な名選手

◆巨人の「将棋王」は丸

バッテリーは打者の心理を、打者はバッテリーの配給を読む野球。先を読む力に長けた選手は優位に立てる。野球場の広いフィールドとは違い、縦36cm、横33cmほどの盤で駆け引きをする将棋も、野球と共通する部分がある。

 

先日、将棋好きで知られる巨人・炭谷銀仁朗と丸佳浩が、「GIANTS将棋王」の称号をかけて対戦した。炭谷は対局前「将棋は野球に通じるものがある。キャッチャーとして丸選手には負けられない」と気合十分。対する丸は「相手が炭谷銀仁朗さんということで、銀を僕が有効活用して、銀で銀仁朗を討ち取りたいと思う」と意気込んだ。約50分に及んだ熱戦は、丸が炭谷のミスを突いて勝利した。

 

◆丸に勝利した中日の選手は

野球界には“名棋士”が多い。「GIANTS将棋王」に輝いた丸に勝利したのは、中日・平田良介選手。昨年12月、ロッテ・安田尚憲選手と阪神・斎藤友貴哉投手の4人によるトーナメント戦で、平田は丸と決勝で対戦。シーズン中もスマートフォンのアプリで対局することもあるという平田は、序盤に主導権を握ると、丸のミスも見逃さず優勝した。

 

◆捕手に多い将棋好き 古田は「アマ3段」

球界で有名なのは、ヤクルトで通算2000本安打を達成し、監督も務めた古田敦也氏。「趣味は将棋」と公言していた腕前は、将棋界でも評価された。現役時代の1995年に初段の免状を受け、2004年に「アマ3段」が贈呈された。師と仰ぐ野村克也元監督も将棋と野球の共通点を指摘し、野村監督時代のヤクルトでは、多くの選手が空き時間に将棋をしていた。

 

捕手では、ソフトバンクやマリナーズなどでプレーした城島健司氏も将棋好きで知られていた。阪神のエースだった井川慶氏は、ヤンキース移籍が決まった2007年1月に、初の将棋親善大使に任命され、初段の免状と委嘱状を受け取った。アメリカなど海外の将棋普及に一役買ってもらうことが狙いだった。

 

最近では、2017年にドラフト7位で社会人の西濃運輸からヤクルトに入団した松本直樹捕手。入団会見で「将棋が趣味」と明かし、入寮の際には将棋盤と駒を持参した。

 

◆球界最上位「5段」はミスター

「先を読む」、「相手の心理を想像する」、「相手の戦い方やクセを研究する」など、様々な共通点が挙げられる将棋と野球。将棋好きの選手には、捕手を中心にしたバッテリーや、選球眼や駆け引きに長けた打者が多いイメージがある。そんな中、野球界で最上位となる5段の認定を受けているのは、意外な人物。現役時代から将棋が大好きだった、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督なのだ。