DeNA30日のヤクルト戦(横浜)で救援陣が3点のリードを守り切れず逆転負け。開幕から引き分けを挟み3連敗と三浦大輔新監督の初白星はまたもお預けとなった。

 

 試合の主導権を握り続けていただけに、痛い敗戦だ。先発の大貫は7回1失点の快投。打線は初回に宮崎敏郎の適時打などで2点を先制すると、3回にも宮崎の適時二塁打で1点を追加。7回も敵失で1点を追加して突き放したが、救援陣が大誤算だった。

 

 8回から2番手で登板した石田健大は制球が定まらず、2四球で2死一、二塁のピンチで内川聖一に中前適時打を浴びる。2点差に迫られたところで山崎康晃にスイッチしたが、ヤクルト打線の勢いを止められない。塩見泰隆に左中間へ同点2点適時二塁打を浴びると、代打・川端慎吾にも右中間に適時二塁打を浴びて逆転を許した。

 

 DeNAは開幕から不安定な救援陣で試合を落としている。巨人との開幕戦では、抑えの三嶋一輝が亀井善行にサヨナラ弾を被弾。3戦目の28日の同戦では1点リードの8回に石田が梶谷隆幸に同点適時打を浴びて引き分けた。

 スポーツ紙のDeNA担当は「打線の主軸を張るソトとオースティンの不在が痛手と言われていますが、エスコバーがいないのも大きい。現状では三嶋につなぐセットアッパーがいないので先発を長いイニング引っ張るか、勝利の方程式を再構築しなければいけない。外国人が戻ってくるまでは苦しい戦いが続くと思います」。三浦監督は試練に耐えるしかない。

By New Road 編集部

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