レッドソックスの沢村拓一が15日、フロリダ州ポートシャーロットで行われたレイズ戦でオープン戦2度目の救援登板し、2/3で1安打1失点3四球2三振。制球に苦しみ、1イニングを投げ切れず降板した。

 

 沢村は先頭打者に二塁打を許した後、連続四球を与えて無死満塁のピンチに。その後に2者連続空振り三振に抑えたが、6人目の打者にフルカウントから投げた内角の際どい変化球がボールと判定され、押し出し四球となったところで降板した。オープン戦初登板となった12日(同13日)のレイズ戦に続き、オープン戦で2試合連続での押し出し四球で失点。メジャーのマウンド、ボールなどへの適応がカギを握りそうだ。

 

 ボストンの地元記者はこう分析する。

 

 「沢村はナーバスになる内容ではないけど、四球が多いのは気になるね。日本の球とメジャーの公式球の対応に時間を要するならやむを得ない部分はあるが、もともと制球が良くないなら四球が絡んで大量失点のリスクをはらんでいる。まだ2試合の登板かもしれないが、今の状態では勝ちパターンの継投策には使えない。レッドソックスは救援陣の層が薄いので沢村の活躍が大きなカギを握る。これから改善してくれることに期待したい」

 威風堂々と打者をねじ伏せる本来の姿を見せてほしい。

By New Road 編集部

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