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「史上最悪のメジャーリーガー」検索1位 シーズン98失策

「史上最悪のメジャーリーガーは誰?」。Googleで検索すると、最上位に出てくる選手についての記事が、大リーグ公式サイトに掲載されている。

 

◆検索で「史上最悪のメジャーリーガー」

グーグルが出した答えは「ジョン・ゴックナー」。1901年はブルックリン・スーパーバス(現在のドジャース)、1902年からはクリーブランドブロンコスとナップス(ともに現在のインディアンス)でプレーした内野手。

 

◆打率2割未満・本塁打0の選手で最多の908打数

メジャー通算3年間で264試合に出場して、打率.187、0本塁打、87打点だった。通算打率が2割に届かず、本塁打を1本も放っていない打者としては、史上最多となる908打数を記録しているという。

 

ゴックナーは1880年代から90年代に、レッズなどで活躍したジャーマニー・スミスに憧れていた。メジャーでは同じ遊撃手だったが、堅実な守りを売りにしていたスミスには程遠かった。

 

◆シーズン98失策 ダブルヘッダーで5失策

守備でも不名誉な記録が残っている。通算264試合で失策は146。1903年の1年間だけで98個。実に1.36試合に1つの失策をしている計算になる。シーズンで90個以上の失策をした最後の選手とされている。1902年には、ダブルヘッダーで5失策したこともあった。

 

大リーグに関する情報を載せている「Baseball Guru.com」は2003年に、「ゴックナーより打撃が悪い選手はほとんどいないし、ゴックナーより守備が悪い選手もほとんどいない。しかし、ゴックナーほど攻守でひどい選手は誰もいなかった」と回顧している。

 

◆好守で人気選手だったことも

そうはいっても、決して悪いシーズンばかりではない。メジャー1年目は3試合だけの出場だったが、11打数4安打で打率.364。2打点、1盗塁も記録している。守備でも失策は1つもなかった。マイナーリーグや独立リーグでは成功も収めた。野球データ会社によると、打率.278を残したシーズンもあり、守備範囲の広い内野手として知られていた。さらに、外野手としてフェンスによじ登って打球をキャッチしたこともあり、ファンのお気に入り選手だったという。

 

◆引退後は審判や警察官に

だが、背中のけがに悩まされて打力も守備力も低下。左打ちへの転向に挑戦したがうまくいかず、マイナーでも打率1割台と低迷した。そして、選手としての成功をあきらめて、審判になった。その後は、地元に戻って警察官やバーテンダーをしていた。

 

サイトでは「Googleはゴックナーを史上最悪のメジャーリーガーと見なしたが、それを決めるのは難しい。ただ、史上最悪と言われても人々の記憶に残っていることは、忘れ去られる選手よりはいいことだ」と締めくくっている。