10日の大井競馬「SPAT4LOTOトリプル馬単」で、地方競馬史上最高配当が飛び出した。最低購入額50円あたりの払い戻しは2億2813万165円で、的中者は1人だった。これまでの最高配当だった1億5056万3990円を大幅に更新した。

 

「トリプル馬単」は指定された3つのレースで順番通りに1着と2着の馬を的中させる馬券で、インターネット投票会員だけが購入できる。的中馬券がない場合は翌日にキャリーオーバーされる仕組みで、この日の金額は7712万8219円に達していた。

 

今回の大井川競馬では10レースと11レースともに人気が低い馬が勝利した。そして、指定された最後の12レースも1番、2番人気の馬がどちらも敗れる波乱が起きた。

 

「トリプル馬券」は、どれくらいの確率で当たるのか。馬の力や調子などを加味せず、単純に組み合わせを計算してみる。

 

南関東競馬で最も多い1レース16頭の馬が出走した場合、馬単の組み合わせは240通り。それが3レースあるので、全部で1382万4000通りとなる。その中の1つを当てる確率は、0.0000072%と非現実的な数字。的中者は、奇跡の一言では片づけられない確率で大金を手にした。

By New Road 編集部

スポーツメディア「New Road」編集部 読者の皆さまの心を揺さぶる、スポーツのさまざまな情報を発信しています!